フトアゴヒゲトカゲ爬虫類

UVBの役割

フトアゴヒゲトカゲの健康維持には、UVB(紫外線B波)ライトの適切な使用が非常に重要です。以下に、UVBの役割や選び方、設置方法について詳しく解説します。


🌞 UVBの役割と重要性

フトアゴヒゲトカゲは、日光に含まれるUVBを浴びることで体内でビタミンD3を合成します。このビタミンD3は、カルシウムの吸収を助け、骨の形成や成長に不可欠です。UVBが不足すると、骨が弱くなり、クル病や代謝性骨疾患の原因となる可能性があります。


💡 UVBライトの選び方

ファーガソンゾーンとUVI

フトアゴヒゲトカゲは「ファーガソンゾーン3〜4」に分類され、UVI(UVインデックス)2.9〜7.4の紫外線量が推奨されています。これは、砂漠やサバンナのような強い日差しの環境を再現する必要があることを示しています。

おすすめのUVBライト

以下の製品がフトアゴヒゲトカゲに適しています:

  • レプタイルUVB150(26W):砂漠・サバンナ環境向けの高出力UVBライト。

ケージのサイズや設置距離に応じて、13Wまたは26Wのモデルを選択してください。


🔧 UVBライトの設置方法

設置位置と距離

  • 距離:ライトからバスキングスポット(トカゲが日光浴をする場所)までの距離は約10〜20cmが理想です。
  • 設置位置:ケージの上部に設置する場合、網越しに紫外線が届きにくくなるため、可能であればケージ内に設置するか、網を加工して紫外線の透過を確保してください。

照射時間

UVBライトは、1日12時間程度点灯させ、自然な昼夜のサイクルを再現しましょう。


🔄 ライトの交換とメンテナンス

UVBライトは使用とともに紫外線の照射量が減少します。製品によりますが、約6ヶ月から1年を目安に交換することが推奨されています。


🌿 補足:日光浴のすすめ

可能であれば、天気の良い日に安全な場所で自然光による日光浴をさせることも効果的です。ただし、脱走や外敵に注意し、短時間から始めて様子を見ながら行ってください。


フトアゴヒゲトカゲの健康を維持するためには、適切なUVBライトの選定と設置が不可欠です。正しい環境を整え、愛情を持ってお世話を続けてください。

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