ニシアフリカトカゲモドキ(学名:Hemitheconyx caudicinctus)は、西アフリカ原産のヤモリの一種で、「ニシアフ」や「ファットテールゲッコー」とも呼ばれます。その愛らしい見た目と穏やかな性格から、ペットとして人気があります。以下に、ニシアフリカトカゲモドキの特徴や飼育方法について詳しくご紹介します。
🦎 基本情報と特徴
- 体長:約20〜25cm。野生のオスでは25cmを超える個体も存在しますが、飼育下ではそこまで大きくならないことが一般的です。
- 体色:薄茶色と焦げ茶色の横帯模様が特徴で、帯の境界には白い線状模様が入ります。太く短い尾と黒い目が特徴的です。
- 性格:人に対しては穏やかで攻撃的な面はあまり見られませんが、仲間内では自己主張が強く、特に雄同士の同居は避けるべきです。
- 生態:夜行性で、昼間は岩の隙間や土の中に隠れて休みます。肉食性で、昆虫や小型の節足動物、小型爬虫類、小型哺乳類などを捕食します。
🌍 生息地と自然環境
ニシアフリカトカゲモドキは、セネガルからカメルーンにかけての西アフリカ地域に分布しています。 自然環境では、荒地や岩場、湿度のある草原や森林に生息し、湿度85%以上、温度32〜34℃の場所を好みます。
🏠 飼育方法の基本
1. 温度管理
- 適温:ケージ内の温度は25〜30℃を維持し、ホットスポットとして34℃前後の箇所を作ると良いです。
- 保温器具:パネルヒーターをケージの1/3程度に敷き、ニシアフが自ら温度調整できるようにします。
2. 湿度管理
- 湿度:湿度60%以上を目安に、ウェットシェルターや霧吹きで調整します。
3. 餌と栄養管理
- 主食:コオロギやゴキブリ(デュビア・レッドローチ)、ハニーワームなどの昆虫を与えます。 詳しくみる
- 栄養補助:カルシウムパウダーやビタミンD3を添加し、栄養バランスを整えます。
4. 飼育環境
- ケージ:適切なサイズのケージを用意し、床材には湿度を保てる素材を使用します。
- シェルター:ウェットシェルターを設置し、ニシアフが安心して休める場所を提供します
🧑🤝🧑 人馴れとハンドリング
ニシアフリカトカゲモドキは、適切な扱いをすれば手に馴れることができます。 特にベビー期から飼育を始め、1日10分程度のハンドリングを行うことで、人間の手に慣れさせることが可能です。
💰 飼育費用の目安
- 初期費用:ケージや保温器具、シェルターなどを含めて約2万5千円程度。
- 月々の費用:餌代や電気代を含めて約1,000円前後。
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