✅ ケージの基本条件
項目 | 推奨内容 |
---|---|
サイズ | 最低でも幅45cm × 奥行45cm × 高さ90cm(理想は高さ120cm以上) |
素材 | メッシュタイプが通気性良くおすすめ(特に網タイプや通気性の良いレプタイルケージ) |
通気性 | 非常に重要。ガラスケージは通気が悪く蒸れやすいため注意 |
出入口 | 前面開閉式が便利。掃除や給餌がしやすい |
レイアウト | 枝や人工植物で登れるスペースをしっかり確保 |
🦎 ケージ内に必要な設備
設備 | 説明 |
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UVBライト | 骨の形成や代謝に必要。爬虫類用のUVBランプ(例:ReptiSun 5.0/10.0) |
バスキングライト | 昼間に部分的に暖かい場所を作る。35~40℃のホットスポットが必要 |
温度勾配 | ケージ内に「暑い場所(バスキング)→涼しい場所」の差を作る(20〜30℃) |
湿度管理 | 50~70%が理想。霧吹きやドリッパーで給水&湿度調整 |
登り木/枝 | 縦方向のスペースを活かす。安定した枝を複数設置 |
給水 | 流れる水が好まれるため、ドリッパーや霧吹きで葉に水を落とす方法が効果的 |
🔧 おすすめケージ例(日本国内で購入可)
- GEX エキゾテラ グラステラリウム 4545 or 6045
- 通気性を補うため天井にファン設置推奨
- REPTI WILD メッシュケージ(爬虫類専用)
- 通気性良くエボシカメレオンに最適
- Zoo Med ReptiBreeze アルミメッシュケージ
- アメリカでも人気。通気性抜群で軽量
⚠️ 注意点
- 水入れからはあまり飲まないため、葉に水滴をつけて飲ませることが大事
- 湿度が低すぎると脱皮不全や健康不良に
- ケージ内に**強い風(エアコンの直風)**が当たらないように注意
🚫 エボシカメレオンに不適なケージの例
1. ガラス製の爬虫類ケージ(密閉型)
- 理由:通気性が非常に悪い
- 蒸れやすく、呼吸器系の病気のリスクが上がる
- カビやダニも繁殖しやすい
2. 小さすぎるケージ
- 幅・奥行きが狭いと運動不足、ストレスが溜まる
- 最低でも高さ90cm以上、できれば120cm以上の高さが必要
3. プラケースや虫かご
- 通気性はあるが狭すぎる&耐久性がない
- 温度・湿度管理が困難
4. 爬虫類専用でないケージ(鳥かご、猫ケージなど)
- 登る場所が適切でない
- 尖った部分や隙間に指を引っ掛ける危険性あり
5. 通気口がない・天井が完全に塞がれているもの
- エボシカメレオンは「乾燥気味の高温・高通気」が理想
- 密閉に近い構造はNG
⚠️ 注意点
項目 | ダメな例 | 問題点 |
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高さ | 60cm以下 | 十分に登れず運動不足に |
温度 | 一定温度で全体が暖かい | バスキング(温度勾配)が作れない |
照明なし | 照明未設置 or 不適切なライト | 骨格形成不良(クル病)になる可能性 |
湿度が低い | 加湿装置・霧吹きなし | 脱皮不全、飲水不足 |
🔁 まとめ
ケージの種類 | エボシカメレオンに適している? |
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メッシュケージ | ✅ 最適(通気性抜群) |
ガラスケージ(通気口なし) | ❌ NG(蒸れる) |
小型プラケース | ❌ NG(狭すぎ) |
アクリルケース(密閉) | ❌ NG(湿度がこもる) |
鳥かごなど流用 | ❌ NG(安全性と環境が不適) |
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