1. 主な餌の種類
- コオロギ(フタホシ・ヨーロピアンなど)
入手しやすくサイズも調整しやすい定番餌。 - デュビアローチ(チャバネゴキブリ幼虫)
栄養価が高く、カロリー過多になりにくい。 - ミルワーム / ビーフリーワーム
手軽ですが、脂質が高いので与えすぎ注意。 - シルクワーム(カイコガ幼虫)
タンパク質・カルシウムバランスに優れる良質餌。 - ホーンワーム(ナミケントガリバエ幼虫)
大型個体のファット分補給や嗜好性アップに有効。 - その他の昆虫(バッタ、コオロギ類、ゾウムシ幼虫など)
バリエーションとしてときどき混ぜると飽きにくい。
※野外採集の昆虫は、寄生虫や農薬の心配があるため与えないでください。
2. 給餌頻度と量
年齢・サイズ | 頻度 | 量(目安) |
---|---|---|
幼体(~6ヵ月/全長20cm以下) | 毎日 | 1回につき頭胴長の1.5~2倍サイズの餌を5~10匹 |
青年体(6~12ヵ月/20~30cm) | 1日おき | 1回につき頭胴長の1.5~2倍サイズの餌を8~12匹 |
成体(12ヵ月以上/30cm以上) | 2~3日おき | 1回につき頭胴長の2倍サイズの餌を10~15匹 |
- 与え過ぎ注意:肥満や肝機能障害のリスクを防ぐため、量はあくまで目安。大きさや活動量を見ながら調整してください。
3. 栄養補給(サプリメント)
- カルシウムパウダー
- 幼体:毎回の給餌時に少量まぶす
- 成体:週に2~3回
- マルチビタミン+ミネラル
- 週に1回程度、カルシウムパウダーと交互に使用
- ビタミンD₃ の併用
- 室内飼育で日光浴(UVB)を十分に与えられない場合は、月に1回程度D₃入りのサプリメントも検討
※サプリメントのかけすぎはミネラル過剰症を招くので、指示量を守りましょう。
4. 給水のポイント
- 自然下では葉露を舐めて水分補給するため、ドリッパー(水滴装置)や霧吹きで葉に水滴を付ける方法を採用
- 1日に数回、植物全体に霧吹きをして湿度を保ちつつ、水滴をつくる
- ボウルに水を溜める方式はあまり利用しません(飲まないことが多い)
5. 野菜・果実の与え方
- 基本的に肉食傾向ですが、下記をときどき与えることで嗜好や水分・ビタミン補給に:
- カラフル・フルーツ類(キウイ、イチゴ、マンゴーなど小口カット)
- 緑葉野菜ペースト(ケールやチンゲン菜をミキサーでペースト状に)
※甘味や水分が強すぎるものは消化不良を起こすことがあるので、週1程度の“おやつ”感覚で。
まとめ
- 多様な生餌を中心に:コオロギ・ローチ・シルクワームなど
- 年齢に合わせた頻度・量管理:幼体は毎日、成体は2~3日おき
- サプリで栄養バランスを調整:カルシウム+マルチビタミン+D₃
- 水分は霧吹き&ドリッパーで:葉に付いた水滴を舐めさせる
- たまに野菜・果実でバリエーション
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