1. レオパードゲッコーとは?
- 学名:Eublepharis macularius
- 原学名: Eublepharis macularius
和名: ヒョウモントカゲモドキ
原産地: パキスタン、アフガニスタン、インド北西部などの乾燥地帯
🐾 特徴
特徴
説明
サイズ
成体で約20〜25cmほど
寿命
約10〜20年(適切な飼育で)
性格
おとなしく、手に乗せられることも多い
模様
ヒョウのような斑点が特徴(品種改良でさまざまなカラーや模様がある)
まぶた
トカゲでは珍しく、まぶたがあって目を閉じられる
夜行性
主に夜に活動する産地:アジア西部~中東の乾燥地帯
時間帯 | 状態 |
---|---|
昼間(10:00〜18:00) | ほとんど寝ている or シェルターで静かにしている |
夕方(18:00〜20:00) | 目を覚まし始める、ゆっくりと動き出す |
夜間(20:00〜深夜1:00) | 活動のピーク。餌を探したり、ケージ内を歩き回る |
早朝(1:00〜5:00) | 徐々に活動が減って、また寝る準備に入る |
朝(5:00〜10:00) | シェルターに隠れて休むことが多い |
- 特徴:昼夜どちらも活動することが多い“薄明薄暮性”。尻尾に脂肪をため、エサ不足に強い。
ポイント:初心者でも比較的飼いやすく、温和な性格です。
2. ケージ(飼育容器)の準備
- サイズ目安
- 成獣1匹:幅45×奥行き30×高さ30cm以上
- 材質
- ガラス水槽またはプラスチック製ケージ
- レイアウト
- 隠れ家(シェルター)を2ヶ所以上
- 平らな爪研ぎ用石(バスクロック)
ポイント:落ち着ける隠れ家があるとストレスを軽減できます。
3. 温度・湿度管理
- 昼間(ホットスポット):30〜32℃
- ケージ内の最低温度:24℃以上
- 夜間温度:22〜24℃
- 湿度:30〜40%
- 高湿エリア:シェルター内の一角にココナッツファイバー等を湿らせる
ポイント:デジタル温湿度計を複数設置し、日々チェックしましょう。
4. 床材と清掃
- 床材:ココナッツファイバー、ペーパータオル、爬虫類用マット
- 掃除頻度:
- フンや湿った箇所は毎日取り除く
- 全交換は月1回程度
ポイント:砂状の床材は誤飲やインパクション(腸閉塞)のリスクがあるため避けるのがおすすめです。
5. 照明・ヒーター
- ヒーター:ケージ下部またはサイドに「パネルヒーター」
- 照明:必須ではないが、日照リズム維持のため「UVBライト」(5.0程度)を12時間/日程度点灯するとさらに健康的
ポイント:夜間は光が不要。温度はヒーターで管理し、照明はタイマーで自動制御すると便利です。
6. エサ(給餌)
- 主食:コオロギ、デュビア、ミルワームなど
- 頻度:
- 幼体(〜6ヶ月):毎日
- 成体:2〜3日に1回
- カルシウム補給:
- 給餌時にカルシウムパウダーを軽くまぶす
- ビタミンD₃入りも週1回程度
ポイント:脱皮不全を防ぐため、カルシウムと適度な湿度管理を両立させましょう。
7. 給水・湿浴
- 水入れ:浅めの皿を常に清潔にして設置
- 湿浴(脱皮サポート):
- 月1〜2回、ぬるま湯(30℃前後)のタッパーで10~15分ほど
ポイント:給水は毎日交換し、雑菌を防ぎます。
8. お手入れ・健康管理
- 脱皮チェック:目や指先に未脱皮が残らないか確認
- 便の観察:回虫など寄生虫の有無に注意
- 体重測定:月1回程度、成長や食欲不振の早期発見に
ポイント:異変を感じたら、早めに爬虫類専門の動物病院へ相談を。
9. 繁殖(オプション)
- ペアリング時期:冬期に「ブリーディングセトアップ」(温度低下)を行い、春から活動再開
- 産卵床:湿らせたココピートを深さ5cmほど
- 卵の管理:24〜28℃で約45〜60日で孵化
ポイント:初心者はまず単独飼育に慣れてから挑戦しましょう。
10. おわりに
レオパードゲッコーは比較的飼育が容易ですが、適切な温度管理と給餌・清掃が健康維持の鍵です。ぜひ、このガイドを参考に、快適で安全な飼育環境を整えてあげてください!
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