フトアゴヒゲトカゲ爬虫類

フトアゴヒゲトカゲの産卵について


🦎 産卵の兆候と準備

性成熟と繁殖期

  • 性成熟:オス・メスともに生後6ヶ月〜1.5年で性成熟を迎えます。
  • 繁殖期:野生下では9月〜翌年3月頃が繁殖期ですが、飼育下では年間を通じて繁殖が可能です。

産卵前の行動

  • 産卵場所の探索:産卵2週間前後になると、メスは産卵場所を探し始めます。
  • 食欲の変化:産卵1週間前後になると、卵が肺を圧迫するため、食欲が減退することがあります。

🏠 産卵環境の整備

産卵床の設置

  • 床材:湿らせた赤玉土やバーミキュライトなどを使用し、深さ10〜15cm程度の産卵床を用意します。
  • 設置場所:ケージ内の一角に設置し、メスが自由に出入りできるようにします。

産卵の様子

  • 穴掘り:メスは横穴を掘って産卵します。
  • 産卵数:1回の産卵で15〜30個ほどの卵を産み、1〜3サイクルの産卵を行うことがあります。 (リクガメブログ)

🥚 卵の取り扱いと管理

卵の取り出し

  • 注意点:卵を掘り出す際は、スコップなどで慎重に掘り、卵を傷つけないように注意します。
  • 卵の向き:卵を移動させる前に、上側に印を付けておくと、孵化までの間に卵の向きが変わらず、安全です。

孵卵器での管理

  • 温度管理:インキュベーターを使用し、約30℃の一定温度で管理します。
  • 湿度管理:床材が乾燥しないように、適度な湿度を保ちます。
  • 孵化期間:産卵から約60日後に孵化します。

🐣 孵化後の注意点

  • ヨーサックの扱い:孵化直後のベビーは、お腹にヨーサックが付いています。自然に取れるまで、無理に取り除かないようにしましょう。
  • 飼育環境の整備:孵化が近づいたら、ベビー用の飼育環境を整えておくと安心です。

フトアゴヒゲトカゲの産卵と孵化は、飼育者にとって貴重な経験となります。適切な環境と管理を心がけ、健康なベビーの誕生を迎えましょう。


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