爬虫類生き餌

デュビア温度と湿度管理

デュビア(Blaptica dubia)の温度と湿度管理は、健康維持・繁殖成功のためにとても重要です。以下に、理想的な環境条件と管理方法をまとめました。


🌡 温度管理

🔸 理想温度

状態温度範囲
生存可能約20〜33℃
繁殖適温28〜30℃(最も活動的)
危険域15℃以下(活動停止・死亡リスクあり)

🔧 温度を保つ方法

① パネルヒーター(爬虫類用・観賞魚用)

  • 容器の底面または側面に設置
  • サーモスタット付きがおすすめ(温度調整可能)
  • 一部に敷いて、デュビアが暑い/涼しい場所を選べるようにする

② 保温球・セラミックヒーター

  • 空間全体を温めたい場合に有効
  • ケージ上部に設置(直接触れさせない)
  • 温度が上がりすぎる可能性があるため、温度計必須

③ 発泡スチロールで囲う(保温性UP)

  • 冬場や寒冷地で有効
  • 衣装ケースごと発泡箱に入れると保温効率UP

💧 湿度管理

🔸 理想湿度

状態湿度範囲
通常飼育50〜70%
幼虫多め・脱皮中**60〜75%**程度が理想

🔧 湿度を保つ方法

① 野菜・果物から水分補給

  • ニンジン、キャベツ、リンゴなどを定期的に与える
  • 水皿は溺れるリスクがあるため基本NG
  • 水ゼリー濡れたコットンを入れるのも有効

② 霧吹き(週1〜2回)

  • ケースの壁や床材に軽く霧吹き
  • やりすぎ注意(カビ・ダニの原因になる)

③ 湿度が足りないとき

  • 小さなスポンジやタオルを湿らせて容器内に設置(交換・乾燥に注意)

📏 管理に便利な道具

用途おすすめアイテム
温度測定デジタル温度計・サーモスタット
湿度測定温湿度計(1000円前後で購入可)
温度調整パネルヒーター、セラミックヒーター
湿度調整霧吹き、水ゼリー、野菜類の給餌

❗ トラブル対策

  • カビ・ダニ発生 → 湿度が高すぎる、食べ残し放置 → 早めに掃除
  • 脱皮不全 → 乾燥しすぎ → 湿度60〜70%に保つ
  • 動かない、活動が鈍い → 低温の可能性 → ヒーター使用+温度チェック

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