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ダスティング

ダスティング(Dusting)」とは、餌昆虫(例:ジャイアントミルワーム、コオロギなど)にカルシウムやビタミンなどの粉末サプリをまぶしてからペットに与える方法です。爬虫類や両生類、小型哺乳類の栄養バランスを整えるのにとても重要です。


🧂 ダスティングとは?

餌昆虫の外側に粉状のサプリメントをまぶすことで、ペットに必要な栄養素(特にカルシウムとビタミンD3)を補給する方法です。


💊 使われるサプリの種類

種類主な役割使用頻度の例
カルシウム(D3なし)骨格形成、代謝サポート毎回または週4〜5回
カルシウム(D3入り)日光やUVBライトが不足している環境での代用週1〜2回(多用はNG)
ビタミン総合剤ビタミンA・E・B群などの補助週1回程度(与えすぎ注意)

🛠 ダスティングのやり方(簡単)

  1. ミルワームなどの餌昆虫を数匹用意
  2. 小さなビニール袋やタッパーに昆虫を入れる
  3. カルシウムパウダー(やビタミン剤)を少量加える
    • ほんのひとつまみ(耳かき1杯くらい)で十分
  4. 袋や容器を振って、全体に薄く粉がまぶさるようにする
  5. すぐにペットへ与える

✅ ダスティングのコツ

  • まぶしすぎない:粉で昆虫がベタベタにならない程度がベスト
  • 直前に行う:時間が経つと粉が取れてしまうので、与える直前にダスティングする
  • D3の使いすぎ注意:ビタミンD3は脂溶性で体に蓄積されやすく、過剰摂取で中毒を起こす可能性があるため頻度管理が重要

📅 ダスティングの頻度(例:爬虫類の場合)

曝露環境カルシウム(D3なし)カルシウム(D3入り)ビタミン総合剤
UVBライトあり週4~5回週1回週1回
UVBライトなし週3~4回週2~3回週1回

💡補足:ガットローディングとダスティングの違い

項目ガットローディングダスティング
方法昆虫の腸内に栄養を入れる昆虫の外側に粉をまぶす
タイミング給餌の24~48時間前給餌の直前
栄養の吸収対象餌昆虫自身に栄養を吸収させておくペットが直接サプリを口にする

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