エボシカメレオンの照明(ライト)管理は、「健康・成長・食欲」に直結する非常に大事な要素です。自然界で太陽光を浴びて暮らしている彼らには、UVBライト+バスキングライトの2本立てが基本です。
☀️ エボシカメレオンに必要な照明の種類
① UVBライト(紫外線B波)
- 目的: カルシウムの吸収に必要なビタミンD₃を合成する
- 必要度: ✅ 必須(使わないとクル病になる)
- 照射時間: 1日 10~12時間
- 距離: カメレオンとの距離は20~30cm以内(製品による)
📌 おすすめ製品例(日本でも入手可)
製品名 | タイプ | 特徴 |
---|---|---|
Zoo Med ReptiSun 5.0 / 10.0 | 蛍光管 / コンパクト | 世界的に使用例多数 |
Arcadia D3+ T5 6% or 12% | T5蛍光灯 | 高出力で長寿命 |
Exo Terra UVB 100 / 150 | コンパクト蛍光灯 | 小型ケージ向き |
※ 5.0や6%: 樹上性爬虫類向け(UVB中レベル)
※ 10.0や12%: 距離が遠めならOK(高出力)
② バスキングライト(可視光+赤外線)
- 目的: カメレオンが体温を上げるための“日光浴スポット”を作る
- 温度: バスキングスポットで35〜40℃
- 照射時間: 同じく1日10〜12時間
- 設置位置: ケージ上部から、枝や木に登った先を照らすように
📌 おすすめ製品例
製品名 | ワット数 | 特徴 |
---|---|---|
Zoo Med Basking Spot Lamp | 50W〜75W | スポット加熱タイプで使いやすい |
GEX ソーラーグローUV(メタハラ) | 80W〜160W | UVB+バスキング一体型(上級者向け) |
💡 配置イメージ(上から見たケージ)
┌───────────────┐
│ 🔆UVBライト 🔆バスキングライト │ ← 上部に設置
│ │ │
│ 🌿枝や登り木🌿(登れる位置) │
│ ↓ │
│ 🦎 カメレオン │ ← 体温を上げる&UVB浴びる
│ │
└───────────────┘
⚠️ 注意点
注意点 | 解説 |
---|---|
UVBライトの寿命 | 光っていてもUVBは6ヶ月前後で弱くなるので定期交換 |
紫外線の遮蔽 | ガラス・プラスチック越しだとUVBがカットされる(必ず直接照射) |
夜間の照明 | 夜は完全に消灯(昼夜のメリハリが大事) |
火傷防止 | ライトと生体の距離を保つ(20cm以上) |
✅ まとめ:必要なライト
ライト名 | 用途 | 使う時間 |
---|---|---|
UVBライト | 骨の健康(ビタミンD₃合成) | 10〜12時間/日 |
バスキングライト | 体温維持・消化 | 10〜12時間/日 |
夜間照明 | ❌不要(暗くする) | ― |
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